2010年08月11日

大崩のカフェ・ダダリ

「ダダリがCMに使われてる」と
友だちが教えてくれた↓
(見て見て!)

http://elis-megami.com/tvcm/index.html

シラナカッタ!
あえてあんまりわからないようにしているところが、いかにもダダリらしい。

焼津の大崩海岸のカフェ・ダダリは、BGMを流さない。
そこが好き。

窓いっぱいの海、海、海、だから。海鳴りにまるごと包まれていればいい。

誰かが運転して連れて行ってくれるのであれば、夕暮れ時でも昼間でも、
ここでは迷わず、強いお酒をロックで飲みたい。

天井に届いて首が曲がりそうに育ってしまった観葉植物が、そっけなさそうにあり、
現代アートのコレクションがあり、
静岡県周智郡森町出身の美女、松井冬子さんの作品もある。

焼津にダダリがあることが、すごく嬉しい。そういう存在。

ふだんは7時頃には閉店するけど、焼津海上花火の8/14は特別で、
ダダリから花火を眺める人もいるという。

打ち上げ場所とはかなり離れているし、見下ろす感じなのかも。
ぽーん、ぽーん、と手まりのような
かわいい花火が見られるんじゃないかと想像する。

焼津流、平和の作り方のお知らせを持って行くと、
「焼津の人より世界の方がよほど福竜丸のこと知ってるわよ」と
マダムの早苗さんは、ナサケナイワネーといつもはげましてくれる。

かつてはカモメという名前でしたね。いつのまにかダダリに変わってました。イスラエル語だったかな、やはりカモメの意味だそうです。

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8/15(日)焼津まるごと塾「よく飛ぶ紙飛行機づくり」参加受付中
***

<明日は荒祭り>・・・詳しくはまた次回*
  


Posted by kamaVOX at 08:00Comments(4)焼津カマボックス

2010年08月10日

モノクロ写真を焼く。




*2006年3月「焼津旧港わくわくシンポジウム」(c)kamavox

写真を焼く。という言い方は最近ではほとんど聞かないんだけど、
焼津の写真家・林好文(はやし・よしふみ)さんは、
焼津旧港のすぐ近くで、モノクロ写真を焼くお店をやっている。

やっぱり、出来上がりが全然違うといって、
遠くからスタジオを訪ねてくる人がいるという。
日本でよりも、海外で知名度があるらしく、
フランスでやった展覧会のポスターをいただいたこともある。

2006年3月旧港の活用を考えるシンポジウムのとき、
会場に展示する予定の港の写真の手配につまずいて、ほんとに困ったとき、
図書館で見た林さんの写真集を思い出した。

林さんが撮った、
浜通り、港、路地、少年、おばあさんやおじいさんの写真を
みんなに見てもらおうと。

頼み込むというよりも、泣きついた。だって、もう、アトがない。
半分、ベソかいてたんじゃないかと思います。
突然こられて、そんなんで・・・林さん、さぞ、びっくりしたことだろう。

段ボールに何箱も、何箱も、そこには焼津の昔が山ほどあった。

林さんは、時々、朝の旧港を奥さんとお散歩してる。
いつかこの海辺で、林さんの大写真展をやらねば。

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8/10(火)23:30〜NHK・BShi
「証言記録・市民たちの戦争/漁師は戦場に消えた〜静岡県・焼津港〜」放映
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8/15(日)焼津まるごと塾「よく飛ぶ紙飛行機づくり」参加受付中
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<お祭り前夜>・・・詳しくはまた*
  


Posted by kamaVOX at 18:00Comments(0)焼津カマボックス

2010年08月09日

長崎の賢太郎くん。

長崎にはまだ行ったことがないけれど、
長崎平和資料館はぜひ訪ねたいし、会いたい人たちもいる。

2004年の3月1日、焼津旧港で、
長崎大学の2人の男子学生と出会った。

3.1ビキニデーの大会に出席するために静岡に来たんですが・・・と、
第五福竜丸の母港の焼津に足をのばしてくれた。

どういう経緯で、長崎から学生の彼らがはるばるやってきたのか、
そして、ビキニデーの団体行動をはずれて焼津に来たかは、
会の主催団体(原水禁だったか原水協だったか)がヒジョーに悲しむだろうから、書きません。


翌年、その2人のうちの1人、桑迫(くわざこ)賢太郎くんが、
本を作った。


(中央アート出版社/1,200円+税/2005年8月9日初版第1刷発行)

初対面の第一印象、賢太郎くんは心に静かな湖をもっているような男子だった。

その彼が、憲法を読み、コレ、絵本にしたいなと思って、カタチにした。
簡単なことじゃなかったろうし、もちろん特別なことなんだけど、
でも、彼にとっては、水がするすると流れていくように、
ごく自然なこと。というような、軽やかさを感じてしまう。くやしいなー。

いろんなあなたに、見てほしい絵本です。
私たちは何を約束している国に暮らしているのかを、
思い出させてくれる。

出会ったときは、丘の上の古い民家を借りて
仲間たちと野菜作ったりしながら学習塾をやってると聞きました。

今日、8月9日も、長崎の街で彼ららしいナニゴトか、やっているんだろうと思う。

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8/10(火)23:30〜NHK・BShi
「証言記録・市民たちの戦争/漁師は戦場に消えた〜静岡県・焼津港〜」放映
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8/15(日)焼津まるごと塾「よく飛ぶ紙飛行機づくり」参加受付中
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<焼津にカメラ屋さんがありまして>・・・詳しくはまた*
  


Posted by kamaVOX at 08:00Comments(0)トロ箱文庫

2010年08月07日

元気な女性会。

9/10(金)19:00〜20:30、
焼津公民館アトレで「男女共同参画って?」というセミナーが開かれる。



主催は焼津商工会議所の女性会
いつもカマボックスのまるごと塾を気にしてくれている
とっても元気な女性会メンバーのお茶屋さんからお知らせいただいた。

男女共同参画というとカタイ話のようだけど、
お茶屋さんによると、講師の犬塚協太さん(静岡県立大学国際関係学部教授)は、
すごくわかりやすくお話ししてくれるのだそうです。

参加費は無料。講師のプロフィールなど
詳しいお問い合わせは焼津商工会議所054−628−6251(増井・小池)


それにしても、焼津には
元気な「女衆(オンナシュウ、または、オンナシュ、とも言いますね)」が多い。

だけど、いつのまにか男性のプライドのお守役みたいになってしまって、
きゅうくつを感じながらいる人も少なくないと思う。

それじゃ男も女もお互いにセイセイしない。

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8/15(日)焼津まるごと塾「よく飛ぶ紙飛行機づくり」参加受付中
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<焼津にカメラ屋さんがありまして>・・・詳しくはまた*
  


Posted by kamaVOX at 08:00Comments(0)イベント

2010年08月06日

折り鶴と原爆と。



8/3、焼津駅で、東京から広島
「折り鶴」を捧げるために向っているという女性と待ち合わせて会った。
青春18切符だからと、焼津で途中下車してくれた。

大きな荷物の中には、小さな折り鶴をびっしり貼ったボードが何枚もあって、
彼女の細い体には重すぎる。

その鶴たちは、原爆で亡くなった●●さんに捧げる、
というふうに、それぞれ決まっていて。

つまり、全体にというようなぼんやりした対象ではなく、
鶴を折った私●●は、亡くなったあなた●●さんのいのちを無駄にしない、
ぜったいに意味のあるものにします、という
いのちといのちの、一対一の約束である。

鶴を折り続ける彼女たちは、
焼津には、3月1日の、ビキニ環礁で水爆が炸裂した時間、
久保山愛吉さんの墓参をもう何十年も続けているらしい。

*photo(c)kamaVOX2007

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<焼津の商工会議所の>・・・詳しくはまた次回*
  


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2010年08月05日

今晩から「あかり展」。

焼津の浜通りはいわば旧市街
旅番組で焼津といえば一番に登場する自慢の名所。お土産買いにもおすすめのスポットだ。

明治の頃には焼津の人口の7割以上がこのあたりに暮らしていた。

その当時の様子を、書家の佐藤道外さんが絵に書き残しているが、
菓子屋、寿司屋、エトセトラ。店の数は半端じゃない。
たんねんに見ていくと絵の中に今も商売している店があったりして、
へー、こんなに昔から!と驚く。



*すごくいい雰囲気のチラシなのでスキャンしました。イラスト(c)やなぎもとなお

「浜の会」主催の浜通りの「夏のあかり展」は今晩から3日間。
8/5(木)〜7(土)19:00〜21:00(雨天中止)
トロ箱カレッジの仲間たち「おもてなしプロジェクト」も出ているので
みなさん、どうぞ、湯上がりに。
さっぱりと魚河岸ひっかけて、出かけましょう。

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<原爆と折り鶴のはなしは・・・>また次回に*
  


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2010年08月03日

シロちゃんのアート。

ビキニ事件、何それ?という人たちがどんどん増えている。
伝える仕組みが働かなければ、当然のことである。

そういう時代に、世界遺産という形で
ビキニ環礁が登録されたことはホントに意義があるよね。

何年に何がありました、という●●検定やクイズみたいなことじゃなく、
あの場所で、誰が、何を、どう、行い、
それによって、誰が、どうなり、いま、どうなっているのかを
世界が知ることになる。

世界文化遺産て、狭い地域の、
観光がどーの、こーの、なんかじゃなく、壮大なんだ。
人類の、かけがえのない記憶として生き続けるべき文化なのだと
いうことですね。

ビキニ環礁が私たちに教えてくれることや
突きつけてくることは、山ほどある。



*モダンアート展「1954BikiniMeans/いのちの黙示録」エントリーNO.2004-05(C)SHIRO

シロちゃんのテーマは「MOTHER」。人はみんなお母さんから生まれてくるから。せっかく与えてもらった命だから、いつもありがとうの気持ちを忘れずに、その限りある時間を自分なりに創りあげていけたらと思うのです。(エントリーのメッセージから)

まちづくりの市民意見を募集する会議があったときに「もっとアート活動を活発にできる焼津にしたい」という意味の発言をしたけど、それに対して何の議論も応答もなく、どうして市民の声を聞きたいなんていって人を集めたんだろう、何のために行ったかわからないと言っていた。シロちゃん、元気?

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<原爆と鶴のはなし>・・・詳しくはまた次回*
  


Posted by kamaVOX at 22:30Comments(0)アート展BikiniMeans

2010年08月02日

世界遺産(その2)。

マーシャル諸島共和国のビキニ環礁が世界遺産に登録。
このニュ−スが飛び込んでから電話が何本かあった。

焼津カマボックスでは、今年、3月1日〜14日
「焼津流、平和の作り方/市民のビキニデー(2)」を開催し、
マーシャルとつながろう!をテーマにした。

マ−シャルから来日したアバッカさん
元第五福竜丸漁労長見崎吉男さんと会談したり、焼津市長を表敬訪問したり、
長年マーシャルに通い、暮らしたこともある写真ジャーナリスト
島田興生さんのトークライブなど、マーシャル一色だったといってもいい。
マーシャルから帰国したばかりの内田ボブさんの報告もあった。

多分、見崎さんや島田さんにはマスコミから
取材の電話がじゃんじゃんかかっているんじゃないだろうか。

以下はこのブログで取り上げたマーシャル関連のページです。

1、マーシャルの女性たちの証言本

2、内田ボブさんのマーシャル訪問

カマボックスでは、
内田ボブさんが訪ねたときの
マーシャルの青い海と子どもたちの写真をいっぱい展示しています。
どうぞ見にきてください。

*島田興生さんの写真集「マーシャルの子どもたち」
残部わずかですが販売中(1冊700円)。

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<シロちゃん、元気?になかなかたどりつけませんが・・・>また次回*
  


Posted by kamaVOX at 19:30Comments(0)焼津カマボックス

2010年08月01日

ビキニ環礁が世界遺産。

ニュースです。

7/31、
米国が1946年から1958年にかけて
核実験を繰り返した場所、
第五福竜丸も被曝(1954年)した
マーシャル諸島のビキニ環礁が、
世界遺産(文化遺産)に登録されました。


マーシャル諸島共和国、
今年6月30日の第一回焼津平和賞に推薦しましたが、
もたもたしてて世界遺産委員会に先越されちゃいましたネ。

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<シロちゃん、元気?>・・・詳しくはまた次回*

  


Posted by kamaVOX at 22:00Comments(2)焼津カマボックス