2010年07月05日

焼津の女たちも。

トロ箱文庫の第2弾は、こちらの一冊。

内田ボブさんが、
「かまぼこ屋根のみんなも読んで」と
貸してくれた。

焼津の女たちも。
*(株)現代人文社発行/焼津カマボックスで閲覧できます。

1954年3月1日、マーシャル諸島共和国のビキニ環礁で、
偉力は広島型原爆の1000倍ともいわれる水爆実験(ブラボー・ショット)が行われた。
ビキニでの実験は、合計66回におよぶ。

実験の前、
島の人たちは、米国から「これは人類の平和のため」と言われ、
「全人類のためなら一時離れよう」と、短期間のつもりで、島を離れた。
今もほとんどの人がふるさとに帰れずにいる。

健康被害は、がん・知能障害だけでなく、
赤ちゃんがクラゲのような状態で生まれることもある。
ジェリーフィッシュ・ベビーといわれ、
目も頭も手も足もなく、まったく人の形をしていず、
でも分娩台で生まれ、息をしていて、髪の毛がある子もいるという。

放射能が過去も現在も、未来もうばった。

今年、焼津にマーシャルからアバッカさんがやってきた。
「これは、人権の問題」と言った。今起きていること。

久保山すずさんがご存命だったら、やっぱり、
太平洋の女の一人として、証言したと思う。

<お仕事いろいろ>・・・詳しくは次回また*



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Posted by kamaVOX at 12:00│Comments(0)トロ箱文庫
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