2010年08月09日

長崎の賢太郎くん。

長崎にはまだ行ったことがないけれど、
長崎平和資料館はぜひ訪ねたいし、会いたい人たちもいる。

2004年の3月1日、焼津旧港で、
長崎大学の2人の男子学生と出会った。

3.1ビキニデーの大会に出席するために静岡に来たんですが・・・と、
第五福竜丸の母港の焼津に足をのばしてくれた。

どういう経緯で、長崎から学生の彼らがはるばるやってきたのか、
そして、ビキニデーの団体行動をはずれて焼津に来たかは、
会の主催団体(原水禁だったか原水協だったか)がヒジョーに悲しむだろうから、書きません。


翌年、その2人のうちの1人、桑迫(くわざこ)賢太郎くんが、
本を作った。

長崎の賢太郎くん。
(中央アート出版社/1,200円+税/2005年8月9日初版第1刷発行)

初対面の第一印象、賢太郎くんは心に静かな湖をもっているような男子だった。

その彼が、憲法を読み、コレ、絵本にしたいなと思って、カタチにした。
簡単なことじゃなかったろうし、もちろん特別なことなんだけど、
でも、彼にとっては、水がするすると流れていくように、
ごく自然なこと。というような、軽やかさを感じてしまう。くやしいなー。

いろんなあなたに、見てほしい絵本です。
私たちは何を約束している国に暮らしているのかを、
思い出させてくれる。

出会ったときは、丘の上の古い民家を借りて
仲間たちと野菜作ったりしながら学習塾をやってると聞きました。

今日、8月9日も、長崎の街で彼ららしいナニゴトか、やっているんだろうと思う。

***
8/10(火)23:30〜NHK・BShi
「証言記録・市民たちの戦争/漁師は戦場に消えた〜静岡県・焼津港〜」放映
***
8/15(日)焼津まるごと塾「よく飛ぶ紙飛行機づくり」参加受付中
***

<焼津にカメラ屋さんがありまして>・・・詳しくはまた*



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Posted by kamaVOX at 08:00│Comments(0)トロ箱文庫
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