2010年06月30日

630だから。

焼津の浜通りを歩いてみると、
道が水平ではないことに、気がつく。

海から黒石川に向って、ほんの少し、傾斜している。
時化(シケ)で大波がおそってきたときに、
少しでも早く川に海水をはかすためだったらしいけど。

この傾斜、いつからなんだろうと、ハテナ。

港の魚市場の床面は、やっぱり傾斜していて、
これは海に向って下がっている。全国、どこでも、そうですかネ、とハテナ。

今日は630。焼津市では市民集会のセレモニーがあり、
「焼津平和賞」の授賞式もある。

6月30日が、ビキニ事件の日米の政治的決着日ということらしいけど、
第五福竜丸が被曝したのは3月1日なのにと、ちょっとハテナ。

ハテナがいっぱいあって、時々立ち止まる。

焼津カマボックスには今日、広島から被爆ピアノがやってくる。


*「1954BikiniMeans」エントリー200401「白の陰影 そのときの第五福竜丸は」ⓒK.Kagawa 


<市場見学してみました>・・・詳しくはまた次回*
  


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2010年06月29日

鰹は血の香り。

6月27日(日)、焼津カマボックスで
「かつまぐプロジェクト」1回目を開催した。

主催は焼津おでん探検隊焼津ゆりかもめ親交会の皆さん。

一家に一人は鰹奉行・鮪奉行。

6月から8月まで、毎月1回の体験勉強会で、
鰹をおろすのは朝飯前、鮪にもくわしい奉行になる。

ピカピカの鰹くん。



これは2005年の記録写真で、鰹はたしか、引き縄の一本釣り。傷一つない美男な鰹。
で、これをおろして、刺身にしたり、たたきにしたり。
たたきにしょうゆをちょっとたらしてお湯をさす、即席のお吸い物も美味である。


鰹は血の香りがあるからこそ、おいしいのだと思う。
そして、季節毎に味が違うところがいい。

鰹の話は尽きないので、これからボチボチ、おいおいに。
*photoⓒTensei2005

<浜通りを歩いてみると>・・・詳しくはまた次回*
  


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2010年06月28日

一対一。

焼津旧港の柱の大きさは、周囲4メートルくらいあったと思う。

第五福竜丸が帰ってきたこの港で始めたモダンアート展は、
1本の柱に1作品という展示だったから、
体をはって、一つ一つの作品と向き合うことになる。

で、こういう人もいてくれて。




あの頃の旧港は、考える時間をくれたと思う。

*photoⓒkamaVOX「1954BikiniMeans」2007


<鰹のゆくえ>・・・詳しくは次回また*
  


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2010年06月27日

来場者ノート。

焼津カマボックスの資料の中に、
ビキニ50年の2004年から焼津旧港で開催していた
アート展「1954BikiniMeansいのちの黙示録」
来場者ノートがある。

いろんな人が言葉を書いてくれている。



大好きな綾野ちゃんのメッセージ。

用宗で生まれて、焼津にお嫁にきて、
焼津が好きで、そして去年逝ってしまった。

<お宝番号9/来場者ノート>

2007年のアート展は、そのまま旧港解体工事に突入し、
その騒動の中でノートを紛失してしまったのですが、
今年、解体した業者さんから連絡があり、手元に帰ってきました。


今までいろんな宝物を紹介してきたけれど、
このノートも、100年残したい宝物。

<考える時間>・・・詳しくは次回また*

  


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2010年06月26日

扇風機の親玉。

焼津カマボックスにはエアコンがない。

でも、港に近いから、窓をあければ良い風が通るし、
大きな扇風機もある。



焼津旧港の漁協建物が解体されるときに、一台、いただいた。

ちゃんと動く。首も振るし、強弱の調整もできる。
台にローラーがついていてゴロゴロ動かせる。

<お宝番号8/扇風機の親玉>

ただ古いから好きなんじゃなく。

<帰ってきた人>・・・詳しくは次回また*
  


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2010年06月25日

時計どこに掛けよう。

焼津カマボックスに似合う時計を
村松時計店・正ちゃんのお店で見つけた。



むかし、漁船の船室で使われていた。たぶん遠洋漁業の船。

週に一度のネジ巻きで、ちゃんと動く現役だ。

蓋の留め金は壊れていて、
いまはヒモでひっかけるようになっている。
おそらく漁師さんが細いロープをねじねじねじって
結わえたものだろう。

それがまた、いい味。

これ、ほしいなー、売ってくれないかなー。
ブツブツつぶやいていたら、正ちゃん、
「いいよ、売ってやるよ。あそこならぴったりだな」。

ということで、めでたく
<お宝番号7/漁師さんの時計>仲間入り。

正ちゃんのお店には、
他にも、アンティーク時計のコレクションがあって面白い。
天使がついていたり、昔のティファニーかも?というものなど。

その、正ちゃんは、また焼津の歴史にうんと詳しくて、
ちょっと話をするだけで、
こんな資料があるよと見せてくれたりする。

アトレ焼津の再開発に取り組んだ
まちづくりの大先輩でもある。
村松時計店>焼津市本町5-1-6 tel.054-628-3284

今カマボックスにはかまぼこ屋根の会のマッポンが
提供してくれた、見やすい掛け時計が掛かってる。

焼津の漁師といっしょに航海してきたこの時計、
どこに掛けよう。

<お宝、まだまだ>・・・詳しくはまた次回*
  


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2010年06月24日

毎回コツコツ。

焼津カマボックス
イベントをお知らせするポスターやチラシは、
いつも手作り。

イラストも手書き。

たとえば・・・2010年の1月祭は「凧作り」だったので、こんな。


で、きたる6月30日のライブは、こんな。


*ⓒmoco

メンバ−のモコちゃんがお題にあわせて書いてくれる。

大判のポスターにしてあちこちに貼ってます。
このまえ貼り替えていたら、ちょうど通りかかった新聞配達の人が、
「今度はどんなかなっていつも楽しみにしてるんですよ」って。
うれしいなぁ。

<船にのっていた時計>・・・詳しくは次回また*



  


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2010年06月23日

亜紀ちゃん、たっぷり。



*foto por Sonoko Kimoto ⓒ2008 Office JONDOMAR All right reserved.

もうすぐ、焼津カマボックスに
広島から被爆ピアノと、
ピアニストの池邊幸恵さん、そして焼津出身の鈴木亜紀ちゃんがやってくる。

亜紀ちゃんは自由型ピアノ弾き語り。だけでなく、写真を撮り、本も書く。
アステンに登場したときは、大漁旗をひっかけてカッコいい。

「被爆ピアノと池邊幸恵&鈴木亜紀ライブ」
2010年6月30日(水)夕方18:30開場、19:00開演。21:00〜1時間交流会。

チケット>
1,000円(販売中!下記に電話で予約もオッケー)
問い合わせ>
アヤナイ054-629-7363、刃物の正秀054-628-3531、杉本090-2344-7463

生樽や手作りおでんのブースも用意してお待ちしています。

***
第五福竜丸元漁労長の見崎吉男さんにも楽しんでもらいたくて電話してみた。
昼間は焼津文化センターで「第五福竜丸6.30市民集会」だから、夕方なら大丈夫ダヨって。
ということで・・・代表!当日の見崎さんのお迎え、お願いしますネ。

***

PS.
6/20に開催した「サッポロビール学」、黒はんぺんの「かねふじ」さんも詳細リポ−ト!

<手書きがいいでしょ>・・・詳しくはまた次回*
  


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2010年06月22日

報告、サッポロビール学。

2010年6月20日、焼津は雨、ときどきドシャ降り。

カマボックスでは、6月祭。
焼津まるごと塾「おいしい!サッポロビール学&トロ箱朝市」を開催した。

雨なのに、前夜ワールドカップ(オランダ戦)なのに・・
朝10時からで、迎え酒の人もチラホラ、でしたよね。
みなさんありがとうございました!

「ビールはないが、恵比寿はある」

夏目漱石の小説『二百十日』の中に、こんな決まり過ぎの一文があったなんて。
知りませんでした。





30年前、なぜ焼津にビール工場を造ったか。
答えは3つ。すごく書きたい。でも、もったいなくて書きたくない。
だって、この3つ、焼津が日本一の港になったこととも関係してるんだもん。
イジワルですみません。

そのほか、大瓶はなぜ中途半端な633mlなのか、とか、
発泡酒は原料の質を落として安いのでなく、
実はビールより原価かかっているものがあるとか、
サッポロビールの新製品はぜーんぶ焼津の工場で生まれているとか・・・
おどろく話が次々に。

それから試飲、帰りにお土産。
(シルクエビスはいっちばん最後に飲むつもり)

あっという間の2時間でした。
仕事を愛してる熱い気持ちがびしびし伝わってくる講義でした。
そして、大盤振る舞いありがとうございました。

焼津っぽいおつまみを提供してくれた
カネリさん・カネフジさん、美味しかったです。
このお二人の魚河岸シャツが、またすごいんですが。それは改めて。

最後に参加者のエールをいくつか。

*わかりやすく、良かったです。
*たいへん面白かったです。
*たまにはこのようなイベントに参加するのもいいものですねぇ。
*うまいビールたくさん飲めてよかったっす。
*出来立てってこと。静岡ではナンバー1てくらい、あからさまに強調してもいいのでは?
*ビオトープも全国的に宣伝してほしい。ツアーどうですか、焼津にはプラネタリウムもあるし。
*懐かしい。初めて黒えびす飲んだときは大人な気分だったなぁ。 東京から帰省するとき、恵比寿駅には恵比寿様が見えた時代だった。


次は夕方からやって、というリクエストには、
やっぱり、宴会になってしまうのはね、ちょっとね、と
生真面目気質のサッポロビールさん。・・・そういうとこも、らしいなぁ。

9/19(日)は「オータムフェスト焼津」に巨大なビール祭り広場出現。お楽しみに!

***NEWS***
6/23(水)9:30〜14:00静岡福祉大学(焼津)で講演会「静福サロン」があります。
10:00〜11:30「おばあちゃん劇団ほのお」代表・大石さき
11:30〜昼食交流会
13:00〜14:00「平和都市焼津をめざして」焼津市長・清水泰(ひろし)
資料代等100円 問い合わせ(山田・薮崎)054-623-7013
*********


<まもなく亜紀ちゃん>・・・詳しくはまた次回*
  


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2010年06月21日

レトロな夕焼け。



時簡になると、焼津旧港の建物全体が
ふぁーっと息を吹きかえしたようにバラ色になってくる。

そうして、あ、夕焼けだ。と気がつきます。

焼津の港に、生きものみたいな
かまぼこ屋根があった頃のお話です。



*photoⓒkamaVOX

なぜ旧港が好きなのか、
かまぼこ屋根のあった旧港が永遠だと思うのか。
説明できる言葉をずっと探ってる。もう何年も。

<サッポロビール学、終了>・・・くわしくはまた次回*
  


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