2010年07月29日

浜通りの。




*モダンアート展「1954BikiniMeans いのちの黙示録」エントリー200404「天国への道(エクアドル)・Wall of Vision」ⓒ無学点晴

焼津旧港で2004年からスタートした
モダンアート展「1954BikiniMeans」は、いのちと平和をテーマにしている。

このモノクロ写真2枚組。上は、エクアドル。山が墓地になっている。

下は、焼津の浜通りの壁。
ちょうど、原爆か水爆のきのこ雲のように見えたから、という。

浜通りには、黒いコールタールを塗ったトタンの塀や壁がよくあった。
潮風によるサビ対策だと思う。
イベントで、この黒いトタン板で
レトロな「やいづ横丁」の雰囲気を会場につくりたくて
ペンキ屋さんに相談したことがある。
出来ないことはないかもしれないが、ニオイが強烈でどうしようもないぞと。
で、あきらめました。

タ−ルを塗った黒いトタンの板塀は、港町のスタイルだ。
日本海の小さな港町でも見つけたことがある。

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8/15(日)焼津まるごと塾「よく飛ぶ紙飛行機づくり」参加受付中
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<シロちゃん、元気?>・・・詳しくはまた次回*
  


Posted by kamaVOX at 20:00Comments(0)アート展BikiniMeans

2010年07月28日

焼津の港で夕涼み。

誰とも、何となくおしゃべりしたくないときや、
とっても疲れて、疲れて、疲れきってしまったときや、
頭の中がぱんぱんに詰まってこまってしまったり、
ただただぼうっと風にふかれたいときに、
焼津旧港は、かまぼこ屋根はなくなったけれど、結構、効くと思います。




夕暮れのお月様。
船がいるのがうれしい。

*photo(c)moco

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8/15(日)焼津まるごと塾「よく飛ぶ紙飛行機づくり」参加受付中
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<タールを塗ったトタン>・・・詳しくはまた次回*


  


Posted by kamaVOX at 23:00Comments(0)焼津カマボックス

2010年07月27日

紙飛行機を作ろう。

焼津カマボックスの「焼津まるごと塾」8月15日は、
「紙飛行機づくり」を開催します。
講師は、元焼津水産高校教諭の堀三矢之助(ほり みやのすけ)氏。



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「スーパー紙飛行づくり」
8月15日(日)10:00〜11:30
会場>焼津カマボックス
(中港2-6-1・1F/JR焼津駅南口から歩10分/大漁やまちやん向い)
参加費>1人300円
持ち物>はさみ・のり・割り箸
申込>杉本090-2344-7463(先着申込30人)
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子ども向けでしょ?なんて甘く見ちゃいけません。
堀先生は、気流にのれば1キロも飛行するというスーパー紙飛行機の達人なんです。
親子でも、大人だけでも、ふるってご参加ください。
恒例の「トロ箱朝市」も同時開催します。

*イラスト(c)moco

<港の夕涼み>・・・詳しくはまた次回*
  


Posted by kamaVOX at 12:00Comments(2)イベント

2010年07月26日

塚本先生の仕事。



*モダンアート展「1954BikiniMeans いのちの黙示録」エントリー200403「加害者は被害者を隠す」ⓒ塚本三男

塚本三男さんは「ビキニ市民ネット焼津」の立ち上げメンバーであり、
「焼津流、平和の作り方」にとっても長老の一人と言っていいと思う。

1930年生まれ。
静岡大学嘱託として、1954年第五福竜丸の事件当時、船に乗り込み、
死の灰の処理、分析、船体の放射能の測定に関わっている。
以来、放射能による被害の現地調査と救援が先生のライフワークになった。

知らないということが引き起こす悲劇を、少しでもなくしたいと言っていた。
化学者として、その使命感に突き動かされた生涯ではなかったか、と想像する。

主に、カザフスタンや中央アジアなど旧ソ連。

2003年『旧ソ連の環境破壊ー核放射線被災の実態』を自費出版している。
物理や化学の教諭だった塚本さんならではのリポートがたんたんと続く。
癌でただれてしまった皮膚や奇形の写真と文章に、私たちは打ちのめされてしまう。

これは黙示録だと思った。

現地で、被害を受けた人たちを前に、先生は、
恐怖や衝撃や悲しみでうずくまりたくなるのを、懸命にこらえていたにちがいない。

長年撮影した膨大な記録写真の一部は、ある党に渡したまま。
何度返してくれと言っても応じてくれない、と生前言っていた。
覚えのある、党の人は、申し出てください。

カザフスタンのセミパラチンスクで
旧ソ連が最初の原爆実験を実施したのは1949年8月29日。
広島・長崎への原爆投下から4年後のこと。そして5年後にはビキニ事件。
セミパラチンスクでは40年間に467回の核実験が行われたが、
それも、ソ連邦の崩壊で初めて世界が知ることになった。
モダンアート展では「加害者は被害者を隠す」という
広河隆一さんの言葉をご本人の了解を得て、作品のタイトルにしている。
注意していると、加害者は被害者を隠すの図、社会によくある。


<紙飛行機、上手ですか>・・・詳しくは次回また*
  


Posted by kamaVOX at 23:00Comments(0)アート展BikiniMeans

2010年07月25日

8/8デヴィッドと海へ。

速報!島田のチャールストン法月さんからお知らせいただきました。
デヴィッドさんには、焼津旧港でやった2008年夏の「焼津流、平和の作り方」でお話をききましたねー。
今回はサーフィンスクールも!


***

こんにちは。チャールストンの法月です。
8月8日(日)に木下デヴィッドさんの「サーフィンスクール&トークライブ」を開催します。

デヴィッドさんから提案があって企画しました。
みんなで一緒に海に入って、海から陸を観てみる。
海の楽しさ、やさしさを感じてもらってから、みんなで海のこと、自然のことを話し合う。
そんなイベントにしたいと思います。




*photo(c)char

「木下デヴィッドのサーフィンスクール&トークライブ」
日時・場所>
8/8(日)吉田海岸(予定)
午前「①サーフィンスクール」→小学生以下参加無料!見学・応援大歓迎!
午後「②お食事+トークライブ+交流会」

参加費>
★①サーフィンスクール+②お食事・トークライブ・交流会 セット5,000 円
★①スクールのみ4,000 円
★②お食事・トークライブ・交流会のみ2,000 円

申込>先着順・定員になり次第締切。

問い合わせ>
■チャールストン
静岡県島田市東町833-2
TEL 0547-37-1213
norizuki@mug.biglobe.ne.jp

***

詳しくは↓のプレスリリースをご覧ください。
http://press.eshizuoka.jp/e608804.html

////

<旧ソ連の環境破壊という本>・・・詳しくはまた次回*
  


Posted by kamaVOX at 18:00Comments(0)イベント

2010年07月24日

猿田彦的な人たちへ。

焼津の荒祭りは、毎年8月12日13日。
でも、神輿を整えたり、縄をなったりの準備はもう始まってます。

お祭りについて書くのはとっても難しくて、
こー書けば、あー言う。あー書けば、こー言う。ぜったい。
そういう人種が山ほどいます。そのくらい、みんな熱い。そこがいい。

役の一つに「猿田彦」があり、神輿の先導をつとめる。



猿田彦という神様は、
高千穂に神様たちが降り立つ天孫降臨の案内役として神話に登場している。
そこから、道案内の神様、十字路の神様という性格を持つらしい。

天と地を結ぶ神様、というところがとてもいい。

官と民、聖と俗、右と左、西と東、北と南、白と黒、光と影、をつなぐ。そして開く。
サルタヒコ的な人が、いま、とっても必要な時代なのだと思う。

焼津カマボックスには、そういうサルタヒコ的な人が何人もあらわれてくれる。

猿田彦は調べれば調べるほど面白いので、ぜひ皆さんも探ってみてください。

*photo(c)kamaVOX2007


<海へ。>・・・詳しくは次回また*
  


Posted by kamaVOX at 12:00Comments(0)焼津カマボックス

2010年07月23日

おでんの具。

焼津カマボックスは、ときどき、
パーティーや持ち寄り交流会の会場にもなります。
時間制限なし、トロ箱や大漁旗の焼津っぽさがいいのだと思う。
使ってくださる皆さん、ありがとう!

かまぼこ屋根の会がやる交流会では、
ビールは、缶ではいちいち面倒だし割高な気がして、
大体、サーバーごとサッポロビールの生ビールを1樽か2樽、酒屋さんに頼み、
おつまみにおでんを仕込んだりします。



レギュラーの具は、
黒はんぺん、紀文のふわふわ、昆布、大根、岩崎蒟蒻のさかな蒟蒻、厚揚げ、
ごぼう巻、糸コン、じゃがいも、小ぶりのゆでたまご。たまに、車麩。
ダシは鰹節。牛スジも入れて煮込むから、結構コクがあります。

「みなと祭り」のときの焼津おでん探険隊のおでん大盤振舞では、
黒はんぺん・なると・鰹のヘソがほぼ主役。
黒はんぺんもなるとも、焼津が生産量日本一だし、鰹の水揚げも焼津が日本一だから鰹一本に一個のヘソ(心臓)も当然焼津が日本一。

夏でもビールにはやっぱりおでんが似合います。
そういえば、冷やしおでんとか夏おでんとか、数年前に東京のデパートが売り出してました。

いろんなおでんがあるけれど、焼津で食べたら
みんなおいしい焼津おでんということで。

*photo(c)T.Kawata

<そろそろ猿田彦>・・・くわしくはまた次回*
  


Posted by kamaVOX at 12:00Comments(0)焼津カマボックス

2010年07月22日

portrait見崎吉男。

先日、2010年7月7日の静岡新聞朝刊に、
アーサービナードさんを取材した記事があった。
論説委員兼編集委員の小笠原靖晴さん執筆。

ビナードさんは絵本『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』を手がけた詩人。

記事を読みすすむと
「第五福竜丸は・・・かわいそうな23人の物語ではない。
木造船で軍事大国に勝利した英雄たちの物語・・。
ぼくらは言葉の力で大事な物語を取り戻すことができる」
というビナードさんの言葉があった。

小笠原さん、すごくいい記事ですよね!!

かまぼこ屋根の会は、そうして物語を取り戻す、
「焼津流、平和の作り方」で、
少しでもそのことに近づけるだろうか。

写真は、第五福竜丸元漁労長・見崎吉男さんの2004年のポートレート。
福竜丸事件以来、一度も漁には出なかったけど、海の男の顔。
見てきた顔。飲み込んできた顔。ゆるしてきた顔。でもゆるしてはいない顔。

お話しするとやさしくてやさしくて、みんなびっくりする。




*モダンアート展「1954BikiniMeans いのちの黙示録」エントリー200413「見崎吉男氏ポートレート」ⓒ山口敬三 

<ときどき、おでん>・・・詳しくはまた次回*
  


Posted by kamaVOX at 23:00Comments(0)アート展BikiniMeans

2010年07月21日

報告、着付練習会。

焼津カマボックスのまるごと塾
7月18日(日)は、お祭りや花火の前にということで、
浴衣や夏着物の「着付け練習会」




帯を前で結んで整えて、エイヤッと後ろにまわしちゃう、一人着付け
名古屋帯でお太鼓を結んでみたり、半幅帯でチョウチョや、矢の字をつくってみたり。

みなと群舞が踊りレッスン用に取り付けた大きな鏡が活躍です。

このあと「餅貫」(焼津市西小川3-3-10/TEL054-629-6471)
水まんじゅうと干菓子でカンタン海鳴り茶会となりました。
オモテの酷暑にもかかわらず、カマボックスは風が通って気持ちよかった!

次回の着付け練習会は、お正月にそなえて、秋の終わり頃にやる予定デス。

<再び、ベンシャーンといえば>・・・詳しくは次回また*
  


Posted by kamaVOX at 12:00Comments(2)焼津カマボックス

2010年07月20日

鯉江良二の陶板。

2004年は特別な年だった。

1954年におきた第五福竜丸事件から半世紀ということで、
テレビの特番が何本か組まれた。
焼津では福竜丸が帰ってきた焼津旧港で
モダンアート展「1954BikiniMeansいのちの黙示録」をスタートしている。

エントリーナンバー200402は、
常滑の陶芸家鯉江良二さんが、米国の画家ベンシャーンの
「ラッキー・ドラゴン」に取材して作った陶板。
海風の中のギャラリーなので作品の写真展示にした。

I AM A FISHERMAN AIKICHI KUBOYAMA とはじまる
ベンシャーンの絵の中の英詩を焼き付けた織部焼き。


*photo(c)深沢次郎

鯉江良二さんには『ノーモアヒロシマ』『チェルノブイリ・シリーズ』などの作品もある。
展示にあたって、鯉江良二さん、作品を撮影したカメラマン深沢次郎さん、ベンシャーンの一連の作品を所蔵する福島県立美術館に連絡を取りながらすすめた。
その後、鯉江さんの娘さんあかねちゃんと偶然知り合うことになり、深沢さんは奥様と一緒に焼津を訪ねてくださり、福島県立美術館の学芸員さんからは「焼津には一度行きたいとずっと思ってる」と言われた。


動くと出会う。

動かなくちゃ出会えないという当たり前のことを、
かまぼこ屋根の会でずっと教えてもらってる。

<浴衣美人が揃いまして>・・・くわしくはまた次回*
  


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